ヲタ亭

そろそろブログタイトルが飽きたので、ここら辺でブログタイトルを変更いたします。

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東方東方2

「チルノ・・・・ですか?」これでおそらく本日9杯目になるであろう麦茶をレミリアと飲んでいた咲夜の顔に戸惑いが浮かんだ。
「そう。チルノ」レミリアは別になんてこと無いかのように軽く言って、僅かにカップに残っていた麦茶を飲み干す。
「えぇと・・・・凍結寸前の温度で食品とかを保存する・・・あれですか?」
「それはチルドだと思うわ?」
「えぇと・・・・じゃあ、どのチルノでしょうか・・・?」困惑しきる咲夜を愉快そうに見つめるレミリアは、少し楽しげに語る。
「どのチルノって・・・妖精のチルノよ」
「・・・・・・湖のほとりをよく歩いている・・・・あれですか?」と微妙に蔑んだ色が隠せない咲夜の声にレミリアは苦笑する。
「確かに、アレは頭はあまり良くないようだけど・・・暑さを凌ぐには最適よ?あの子の周りはいつでも涼しいのよ?」咲夜は敬愛する主人の言葉ともあって、まだ何かチルノのことについて言いたげであったが、それを口に出すことができずに、ただ苦虫を噛み潰したような表情で押し黙った。
「それで・・・・本当に捕まえに行くんですか?」一つため息をついた後に「仕方が無い」という諦めの表情を浮かべた咲夜がレミリアに問う。
「えぇ、そのつもりよ?たまには体を動かすのも悪くないと思う・・・しね」とググッと背筋を伸ばしてレミリアが不敵に微笑む。
「相手はアレとはいえ・・・そう易々と捕まえられるでしょうか?」
「昆虫採集だと思えば良いと思うわ?私は昆虫採集、したことないけど」とレミリアがいい加減に受け答えて微笑む。
「それに、私と咲夜だけじゃないのよ?」と、レミリアのこの言葉を待っていたかのように部屋のドアが開かれた。そこにはアゴからポタポタと汗を垂らす美鈴の姿があった。間髪いれずに咲夜の手から投擲される二本のナイフ。
「にゃうんッ!?」咄嗟に美鈴が飛び跳ねてそれを回避する。コンマ1秒の間もなく、先ほどまで美鈴の足があった場所に、鋭く光るナイフが「ストトン」と刺さった。
「ななななな!?何するんですかー!?」と目から涙をこぼして美鈴が叫ぶ。
「何してるの?美鈴。職務放棄?」見敵必殺と言わんばかりに殺害オーラを揺らめかせる咲夜に美鈴は必死に説明。
「わわっ!私は!レミリア様に呼ばれただけでー・・・・!」
「嘘を仰い」
「咲夜、本当よ」今まさに放たんとしていたナイフを咲夜が止めてレミリアのほうに向き直る。
「助かったぁー・・・」咲夜がナイフを服の袖のうちに収めたのを見て、美鈴が安堵のため息をつく。
「お嬢様・・・・もしかして、美鈴もチルノを・・・?」
「えぇ、多分、館の中で今日一番つらかったのは美鈴だろうから・・・少し涼ませてあげるのもいいかもしれないと思ったのよ」
「レミリア様ー!」ポロポロと涙を零す美鈴に、レミリアはやさしげに微笑みかけた。




「で、ホントにやるのか?チルノ狩り」文は大きな鉄製の檻、霊夢は巨大な虫取り網、魔理沙は太い縄。という井出達で湖へと向かっている最中。なんだかやっぱり凄くチルノに申し訳ないような気がしてきて魔理沙は霊夢に問うた。
「ここまで来て何言ってるのよ。今晩の安眠のためよ」
「そうですよっ!今晩の安眠のためですっ!」シュピッとカメラを突き出して叫ぶ文に「お前は新聞のネタのためだろう」と小声でツッコンで半分ほど山に沈みかけた太陽を見つめる。
「でもさ、そんな簡単に捕まえられるもんなのか?チルノって」
「相手はチルノよ。意外性なんて無いわ、私たちが捕まえられるだろうと思ったら捕まえられるのよ」と霊夢。
「そうですよっ!」勢い良くうなずく文。
「なんだかチルノの味方をしたくなってきたな・・・」
「逝ってらっしゃい、魔理沙」
「まってくれ、今どういう漢字あてた?」魔理沙の問いにあえて答えずに霊夢はフフンと鼻で笑った。
「やっぱり家で寝てたほうが良かったぜ・・・・」魔理沙のつぶやきは虚空に消えていった。



「なんですかこれはああああああ!!??」湖の畔の少し開けた場所で、美鈴は絶叫した。彼女は頭にカエルのお面をして、両手に水掻きがついた手袋をさせられていた。
「カエル」夕日から身を守るために、日傘をしたレミリアが事も無げに言う。
「ちょうど、あなたの服が緑だったから・・・・適任だと思いますよ」と咲夜。
「自分のファッションを呪いますぅぅぅぅっ!」美鈴は自分が放り込まれた檻の鉄柵をガタガタ揺らして必死に叫ぶ。
「それに、なんで私が檻の中に入る必要があるんですか!?捕まえるのはチルノですよね!?」美鈴の尤もらしい抗議の声に、レミリアが目を細める。
「チルノがね・・・・カエルを凍らせる遊びを思いついたらしいのよ・・・。だから囮を用意すればいいんじゃないかって・・・」
「ならないですよっ!?純然たる妖怪ですよっ!?」哀れっぽく叫ぶ美鈴を無表情に見つめていた咲夜が親指を立てる。
「GJ」
「咲夜さあああん!?」
「お嬢様、日が沈むまで向こうの木陰にいましょう・・・麦茶も持ってきましたよ」と咲夜がレミリアをつれて森の中に姿を消す。
「うぇえ!?ホントに置き去りですか!?なきますよ!?泣きますよ!?」











「なかなか見つからないものね・・・・」と霊夢が愚痴って湖のほとりの木の根に腰を下ろす。気づけば日も大分落ち、昼間よりは気温が下がったように思える。
「んー・・・もう少し早く見つかると思ってたんですけどねー?」と文が紫に光る空の写真を取りながら言う。
「なぁ、もう帰ろうぜ?遅くなってきたしさ?」
「何行ってるのよ。ここまで来たんだから成果をあげるまで帰らないわ?」
「おいおい・・・」
「っああー!!」空の写真を撮っていた文が唐突に叫び声をあげた。なぜだかすごく楽しそうな表情である。
「どうした?UFOでも写りこんだのか?」
「あれ!あれ見てくださいッ!」と文が指差すのは空じゃなく、私たちがいる場所から少し離れたところにある広場の一角・・・・。そこには獣でも捕まえるのか?ってくらい頑丈そうな檻が置いてあり・・・・その中には・・・・・。
「めー・・・・りん?」霊夢が目を細めてつぶやく。
「・・・・のようだけど、あんなところでなにやってるんだ?」
「拘束プレイですね・・・・」カシャカシャとシャッターを切りつつ文が言う。
「誰かこのパパラッチを湖に沈めてくれ・・・」
「パパラッチなんて酷いです!私はこれでも立派な記者ですよ!?」
「似たようなもんだろ!?」
「シッ!誰か来たわ・・・・・・アレは・・・・・チルノッ!?」霊夢が声に歓喜の色を滲ませて言う。
「来たのか・・・・」魔理沙の声には落胆が滲んでいた。








まさか本当に来てしまうなんて誰が想像していただろうか・・・。というか、少なくとも私はそんなこと想像していなかった・・・。想像できるはずも無い・・・。レミリア様にも咲夜さんにも見捨てられて(放置プレイ)いじけて檻の中で体育座りしてたら、レミリア様の思惑通り本当に釣られてしまうのだから驚かざるを得ない。
「・・・・・」檻の向こう側の少女は確かに体からヒンヤリとした冷気を漂わせており、暑い夜に一緒にいれば凄く寝心地がよさそうだ・・・・。そうは言っても・・・・好奇心で近づいてきてくれたとはいえ・・・・まさか私をカエルと思っていたりはしないだろう・・・・。だから、こんなところで意味もなく檻に入っている人は怪しい以外の何者でもないわけで・・・・。多分、警戒されて逃げられちゃうんだろうなぁ・・・・。

「・・・・・おぉ」唐突に、チルノは口を開いた。なんだか感激したような驚いたような、微妙なニュアンスが込められた呟き。
「でっかいカエルだ・・・・!」馬鹿ですッ!?この子、馬鹿ですよッ!?視神経がきっとどうにかなっちゃってます!?
「あ、あのあの」抗議しようとしたけれど、近くにレミリア様とか咲夜さんがいる手前「カエルじゃなくて美鈴です」とは言えない。だって私はあの人たちの罠なのだから、罠が「私は罠ですよ」なんて宣言するわけにはいかない。
「しゃべる!?このカエルしゃべる!ふぁぁ!」無邪気に喜ぶチルノに、少し心が痛んだ。この子はもうすぐあの二人に捕まって生きた冷房器具あつかいされることになるのだ・・・・。
「凍らせたら面白そうだ!!」助けて咲夜さああああん!!
「よー・・・しっ!」とチルノがこちらに手を向ける。それだけで、体の真芯が冷え込むような不気味で不思議な感覚が私に襲い掛かる。自分が生きたまま凍結されるという、今まで感じたことのない恐怖・・・。
「い・・・・いや・・・・・!!」次の瞬間から、しばらく私の記憶はない。




「美鈴が凍らされたわ!!」
「何故ッ!?」
「美鈴をカエルと間違えたようだわ!」
「馬鹿だッ!」
「そんなことよりも、美鈴に興味がいってる今がチャンスよ!」と、霊夢が言うが早いか駆け出した。振り上げた虫取り網で、チルノを頭から捕らえる・・・・!
「捕ったぁッ!!」
「きゃぅぅッ!!??」とジタバタと虫取り網の中で暴れるチルノ。
「ついにやりましたねッ!」と文。
「悪いな・・・チルノ・・・・できる限り早く開放してやるからな」と魔理沙。

が、しかし・・・・事はそこまですんなり上手くいかなかった。

「それは私たちの獲物ですよ・・・・」暗がりから二人の人物が姿を現したのだ・・・。一人はPA・・・咲夜。一人はレミリア。咲夜の片手にはビンッと張られたロープが握られており、そのロープの先には霊夢の虫取り網の中のチルノに巻きついていた。

「・・・・・私たちが捕まえたんだから、私たちの獲物でしょ?」と霊夢。
「私のロープの方が先にチルノを捕まえていました。私の獲物です」咲夜が手に持ったロープをグイッと引っ張って言う。
「何言ってるの?こんな中途半端なロープの巻きつき方じゃ、どうせ逃げられていたわよ」霊夢が虫取り網ごとチルノを自分の側に引っ張る。その間、チルノは「何するのよぉ!やめなさいよぉ!」と涙声で叫んでいる。
「大体、この罠を仕掛けたのは私たちなのですが?」と咲夜が尤もらしく言う。
「肝心の餌の方は凍り漬けになってるわよ?あれ、そのままで良いのかしら?」と霊夢が挑戦的に言う。
「・・・・・救出が遅れたのは諸事情があったからです・・・それに氷は溶かせば問題無いでしょう」咲夜が諸事情と言うときに隣で目をこするレミリアを一瞬見て言う。
「れ、霊夢?咲夜達にチルノを渡して帰ろうぜ?一緒に酒とか飲んでも良いな!?な!?」魔理沙が精一杯の笑顔で霊夢を誘うが、霊夢はピリピリとした殺気を放って咲夜を睨み付ける。
「ここまで来たのよ?この暑い中、それなのにここで成果を奪われてたまるもんですか・・・・・!」と霊夢が言って懐から数枚の札を取り出す。咲夜も服の袖からスッとナイフを出現させて臨戦態勢を整える。
「来ると良いわ・・・・軽く捻ってあげるから・・・」と霊夢が言う。咲夜はと言えば、霊夢がその言葉を吐き終える前に地を蹴って跳躍していた。そして、空中から続け様に三本のナイフが飛来する。一本は霊夢の頬を掠めたが残りの二本は霊夢が瞬時に張った結界に弾かれた。
そして、その結界が消えるが早いか、霊夢はいまだに跳躍を続ける咲夜の真横へと飛び立った。そして、咲夜が霊夢が飛んだということを認識するよりも早くその顔面めがけて神速の回し蹴りを放った。驚くべきは、その回し蹴りを咲夜が紙一重でかわした事だろう。それが長年培われた戦闘経験のおかげなのか、はたまたただ運が良かっただけなのかは定かではないが、お互いがたった一回の跳躍であまりにも現実離れし超人的な戦闘を行ったのは言うまでもない。
「お、おい!霊夢っ!」魔理沙が霊夢に呼びかける。
「なによ・・・?」と相手を見据えたまま答える霊夢。
「やめようぜ!?こんなことしても余計に暑いだけだろ!?」と言う魔理沙の言葉に反応したのは・・・・霊夢でもなく咲夜でもなかった。
「確かにそうね・・・・・・」まるで呟くように、レミリアは言った。空には白銀の三日月が輝いている。その月明かりの下、レミリアはその赤い瞳を輝かせて語った。
「私たちはただ避暑が欲しいだけ、それはあなた達も同じ・・・・」とレミリアは語る。
「ということはお互いがお互いの苦しみを理解しているわけね・・・・なら、お互いにその苦しみを擦り付け合うのはあまり美しくないと思わないかしら?」とレミリアが言ってあたりを見渡す。咲夜がバツが悪そうにナイフを仕舞い、それに習って霊夢も札を仕舞った。
「だけど、どうするのよ?チルノは・・・・・」
「いや、普通に逃がせば言いと思うぜ・・・・?」
「「「「それはない」」」」咲夜と霊夢とレミリアと文が見事なまでにハーモニーを奏でた。
「でも、戦闘以外でどうやってチルノさんの所有権を決めるんですか?」と文。
「待て、落ち着け、落ち着くんだみんな。チルノはチルノで他の誰のものでもないだろ?」という唯一まともな魔理沙の言葉を華麗に一同はスルーして、レミリアの次の言葉を待つ。
「水泳よ」
「は?」
「水泳」
「・・・・・?」
「こんな暑い日は泳げばいいじゃない?だから、咲夜と霊夢でこの湖を折り返してどっちが早いか競えばいいのよ、で、早かったほうにチルノを渡す・・・・それでいいじゃない」とレミリアが言って屈託なく微笑む。
「な?」
「・・・・・・はい・・」ポーっとした表情で咲夜が頷く。
「このロリコンレズビアン」と霊夢が痛烈な一言。
「誰がロリコンレズビアンですって?ワキ巫女」
「それが精一杯の罵倒なの?語彙が乏しくて気の毒ね?」
「他人を侮蔑する単語なんてたくさん覚えていても情けないだけだと思いますよ?」と、平和的な競争手段となっても殺気全開の二人は容易周到なレミリアに渡された水着を着て、湖畔に立っていた。
「先に湖を往復して帰ってきた方が勝ちよ・・・その間にお互いの能力は使用禁止・・・・」とレミリアが言えば、霊夢が「貧弱な肉体で気の毒ね?」と咲夜を罵り。「無駄が多くて大変ですね?」と咲夜が霊夢に痛烈な切り返しを見せる。いうなれば修羅場であった、一発触発の現場であった。
「文・・・・・お前に誘われて外に出たらロクでもない事に巻き込まれたぜ・・・」
「あはは!面白いですー!もっとやれー!」
「おい・・・・」
「よーい・・・・どんっ!」とレミリアが声を張り上げれば二人は「ふんぬっ!」と言わんばかりのスタートを見せつけ、幻想郷史に残るのではないかと思うほどの猛スピードで泳ぎだした。
「まままま・・・まだ・・・ふふ・・・震えが・・・・ととととまらないです・・・・・」ようやく氷漬けから開放された美鈴がガクガク震えながら湖の真ん中あたりで泳ぎながら罵りあう二人を見つめる。
「たまにはこんなのもいいと思うのよね・・・・」とレミリアが言って麦茶を飲む。
「ええっと・・・・どんなのがいいのか教えてくれるか?」
「こんなのよ」レミリアが意味深に呟いて微笑んだ。
「きゃぅー!なんなのよこれぇっ!とれないとれないー!」いまだに湖の真ん中あたりで大喧嘩している二人を見つめる一同の裏で、チルノは虫取り網に苦戦していた・・・・。

















なにがしたいのやら・・・・。


なんで唐突にこんなものを書いたのやら



後悔先にたたずってどっかの偉い人と、尻さんがスカイプでいっていたけどマジだわ。

でも書いちまったからしたかねぇうpしておくかコルァってなもんです。


あぁ鬱々
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2009/05/05(火) 14:33:46|
  2. 東方
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東方東方

私が唐突に小説・・・っていうか駄文・・・というより妄想を文章化するのは。大抵はるか天空からラピュタよろしく神様がキリモミ落下してきて私の頭を黄金の鐘よろしく打ち鳴らしてくれるからです。


で、今日も今日とて空から神様が落下してきて、私の頭をリンゴン鳴らしました。




「東方の小説を書くのじゃ!」とか云々。




書いてしまいました。本当にごめんなさい。

二次創作物ですので、キャラ崩壊、勝手に変わってるかもしれない設定とかはよろしくしてやってくださると幸せです。







「熱い・・・・」ポタリと滴り落ちた自分の汗が地面にスウッと染み込んでいく。五月とはいえない尋常じゃない気温。ジワジワと鳴くセミの声に暗澹とする。こんなに熱いと昼寝だってできない・・・。
「ちきゅーおんだんかがどうしたこうしたって・・・言ってましたけどぉ・・・・熱すぎないですか・・・・?」誰に言うでもなく。彼女は涼しげな青空を見上げた。皮肉なことに、彼女を朦朧とする暑さの現況はその空に浮かんでいるのだけれども・・・・。頭の上の緑の帽子で胸元をパタパタやると少しだけ、暑さが緩和される・・・その代わりに日光を遮断する手立てを失った頭にチリチリと太陽光が照りつけるわけで、先ほどから10回パタパタやったら十秒頭に帽子を乗せて、十秒たったらまた10回パタパタやる。という自分ルールに従い、せわしなくサイクルしているわけである。
「地味に重労働です・・・このパタパタ・・・・」と一人愚痴て、紅魔館の門番は、まだ昼も過ぎてないというのに「早く日が沈まないかなぁ」と太陽を呪うのであった。


「・・・・これは・・・・何かしら?」細かな装飾が施された陶磁器のコーヒーカップの中身を少し口に含んで、幼い姿の主人は言った。
「ムギチャ・・・・というお茶です。これだけ暑いと発汗などでミネラルが不足しがちになるので・・・・ミネラル補給もできるこのお茶を飲んでいただこうと思いまして・・・。それに、こんなに暑い日に熱い紅茶はどうかと思いましたので・・・」と丁寧に説明すると、その幼い主人は背中の蝙蝠のような羽をパタリと動かして「そう」と相槌を打った。
「お口に合いませんでしたか?」と心配する私を、幼い主人は目だけで見上げて首を振る。
「香ばしくて美味しいわ。こういうお茶も良いものね」言って、もう一口、カップの中身を口に含む。見かけは幼い彼女・・・ことレミリアだが、その実、幻想卿の中でも有数の実力者であり、それと同時に湖に浮かぶ「紅魔館」の主人でもある。
「それにしても、暑いわね・・・」と、カップの中身を飲み干した彼女が言って、庭をジリジリ照らす太陽の光を見つめる。
「えぇ・・・・ほとんど・・・・夏ですね。今日は」机の上のカップを銀の盆に乗せながら私が言う。
「館の中も暑くて居心地が悪いわ・・・・食物倉なら・・・・涼しいかもしれないけど」
「お嬢様、ダメですよ。食物倉は置いてあるものが不安定ですから危ないです・・・」と私。
「大丈夫よ、咲夜。結構、不死身だから」ケロリと言う。
「結構って・・・」




なぜだか少しご機嫌なレミリアにPAD疑惑のあるメイド長が必死にかび臭い食物倉が危ないわけを説明しているのと時同じくして。魔法の森の一角のある家の中でも、一人の人間が熱さに身悶えていた。
「・・・・暑い・・・・・」全開にあけられた窓という窓から入り込むのは熱気ばかり。かといって閉じておけば、部屋に蓄積し続ける熱気。ようするに開けるも閉めるも変わらない状態である。
「なんでこんなに暑いんだよ・・・・」と、部屋の壁際の僅かな日陰のスペースに寝転んで、霧雨魔理沙は愚痴った。
「暑いー・・暑い暑い・・・というか熱いぃー・・・」手足を力なくばたつかせて、部屋の隅で彼女は窓の外の世界を睨み付けた。
「暑すぎるだろう・・・これは・・・・。五月だぜ?五月なんだぜ?」たった一人なのは分かっていても、言わずにはいられない愚痴。自然ってヤツに耳があるならもっと大声で言ってやるのに・・。と歯軋りする。
「ほぅわー・・・あっついですねぇー・・。っと?入りますよー?」と、こんなに暑いというのに能天気な声が部屋の中に入り込んできた。
「文・・・・勘弁してくれ・・・・今日はもうどこにも行く気分じゃないんだ・・」
「鬱ですか?」
「なんでだよッ!?」と、ツッコム私。
「こんなに暑いのは変だと思うんですよ!もしかしたら異変かもしれません!!」とカメラ片手にぴょんぴょん飛び跳ねる天狗の娘にため息を一つ。
「変なのはお前の頭。それとコレは異変じゃなくて異常気象・・・だろ」さらに深い深いため息をつく。
「・・・・・二日酔いですか?」
「いや、違うって・・・」
「だって普段の魔理沙さんなら「よっしゃ!異変かもしれないとなれば私の出番だなッ!?」って何かのスイッチが入って八卦炉と箒もって真っ先に博麗神社に飛んでいきますもん」と文が言って近場にあった椅子に座り込む。
「た・・・・確かに普段ならそうしたかもしれないな・・・。だけど今日はこの気温だぜ?とても外に出る気には・・・・」
「気持ちいいですよ?風をきって飛ぶのは・・・」
「・・・・・確かにそうかもしれないけど日光がキツイだr」
「それほどでもないですよ?」
「・・・・・」
「・・・・・?」小首をかしげる文。その顔にはありありと「いかないの?いこうよ?」ってな文字が書かれていて・・・・・。
「あああああああああああ!わかったよ!行くよ!いけばいいんだろ!?」
「それでこそ魔理沙さん!」



「神様は今日はお休みよ・・・・・」縁側で寝転がり、顔の上に冷たい手拭を置いた巫女はダルそうに手を振って言った。
「な?どこいってもきっとこんな感じだと思うぞ?」縁側に座りながら魔理沙が言う。
「むむむぅー・・・・博麗神社にまで異変の魔の手がぁ・・・・」
「は・・・・?」
「霊夢。文は暑さでおかしくなってるだけだ」額の上から手拭をどかして、怪訝そうな顔に一条の敵意を滲ませる巫女をなだめて、魔理沙は空を見上げる。どこぞの妖精がキビキビしない動きでその空を横切っていく。この暑さのせいで極端に短気になっているはずの霊夢を下手に刺激しようものなら、文ごと私まで殺されかねない・・・。しかし・・・・短気になってはいるようだが、この暑さの中能力を使う余力も無いらしく・・・しばらく無言で疑問符を浮かべている文を見詰めた後「麦茶飲む?」とゆっくりと立ち上がった
「あ、いただきます!」と文がぴょんっ!とジャンプして縁側に座り込む。
「じゃあ、私も」と魔理沙。五月からこんな暑さでは・・・夏にはどうなってしまうのだろうか・・・・。




「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・避暑を探しに行こうと思うの」冷たい麦茶と、縁側のすぐ近くの木々が縁側にちょうどいい日陰を作ってくれているおかげでウトウトしていた私に霊夢が話しかけてきた。
「避暑・・・・?」ボーっとしていた頭をフルフルと振って問い返す。
「そう、避暑」
「避暑って・・・・なんだ?」
「暑さからの避難よ」
「いや、そういうことじゃなくて・・・・」と、私は頭をひねって慎重に言葉をつむぐ。
「つまりだな・・・・どうやって避暑を探すんだ?って事だ」私の言葉に、霊夢は別段リアクションを見せずに「なんだそんなこと」と手を振った。
「いるじゃないの。涼しくするプロが」言って、霊夢は微笑んだ。その裏に明らかな悪意を潜めて・・・。
「あー・・・。えー・・っと、なんか悪巧みしてらっしゃいます?ガラにも無く」私の問いに、またも霊夢は手を振って答える。
「悪巧みなんて・・・。私がするわけ無いじゃない?」―あぁ、この話、聞かなかったことにできないだろうか―
「で・・・・具体的には・・・・どうするんですか・・・・?」私の問いに。霊夢はフフフと笑って、私をどうしようもなく不安にさせる計画の一端を話し始めた・・・。その話が終わるころには、なんだか胃が重たく感じられたし、暑さによるもの以外の汗が背中に滲んでいた。
「おい・・・文?どうする・・・?霊夢に・・・つきあうか?」と、縁側でコックリコックリ船を漕いでいる文に呼びかける。
「文っ!」
「ふぁいっ!?うわわわ!?なんですか!?寝てないですよ!?」
「・・・・・」しかたなく、もう一度、霊夢の「避暑計画」が話され、後先考えることを少し忘れた天狗の少女は目を輝かせて言うのであった。

「やりましょうッ!」



もしかしたら続くかもしれない。   といういい加減な駄文。っていうか本当に俺如きが東方の小説なんて出来心とはいえ書いてよかったのかいまだに疑問。まあ、小説なんて呼べるほど高尚なものじゃないんですけどね。


稚拙でスマソ。としか言いようが無いです。








コメレス

それはひどいwwwwww

あの後帰ったんですか!!!
乙ですー
忘れ物は注意ですね!

何この普通のコメ


 図書館さん





バイクの鍵ってなんで見失うんですかねー・・。

そういえば私、家の鍵も二、三度なくしました・・・。




合鍵を50個くらい複製しておいて服に仕込んでおけば無問題!
            尻さん





その はっそうは なかった!

でも50個って・・・多すぎません!?




あのやっちまった感の時の汗の出方が嫌いです!
まさにブワッとでるあの感覚・・・

変なエキスまで出るんじゃないかとか思ったり思わなかったり


             チャボさん





でるんですよねー・・・汗。本当にブワっと。

私は多分、変なエキスが出てますよ!

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2009/05/04(月) 20:43:21|
  2. 東方
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Author:brownkan
最近、ギターが楽しい。

あとHN変えました。

夏だね夏。あっづー。

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